ひとよし温泉春風マラソン2020

今年度は自治会長をしていた加減で、
マラソン大会やジョギングを自粛しておりましたが、
なんとか行事も滞りなくこなし、
あとは次期役員さんに引き継ぐところまでこぎつけましたので
久しぶりに温泉遠征(笑)をしてきました。

マラソン国盗りゲーム45県目熊本県人吉市の
ひとよし温泉春風マラソンです。

残るは佐賀県宮崎県だけになりました。
定年退職までになんとかなるかな。
定年延長されるみたいだし(笑)

今年ほどいろんな意味で春が早く来て欲しいと思う年はなかったし、
「春風」を感じたかったので申し込んだのですが、
天候は最悪でした(笑)

大阪空港から鹿児島空港経由でいくのがいちばん便利だったので
早くからチケットを押さえておきました。

なお、ライフワークの万葉歌碑さがしも事前にリサーチしておりまして
日程上、無理のないレベルで予定を立てました。

行程は、大阪空港→鹿児島空港→八代市(万葉歌碑)→人吉市(温泉・マラソン)
→鹿児島市(旧友と面談)→薩摩川内市(万葉歌碑)→鹿児島空港→大阪空港です。

第1日

土曜日。
まずは近鉄電車であべのから空港バスで大阪空港へ。

  WELCOME!         

大阪空港はオリンピック前のテロ対策と新型コロナウイルス騒動でものものしい雰囲気でした。
自分はというと、前夜からテンション上がりすぎていてマスクしてくるのを忘れ、
ドラッグストアやコンビニでたずねましたが、やはりマスクは売り切れていました。

  鹿児島空港行きは10時55分発         

  いってきます〜         

飛行機はプロペラ機で、座席がプロペラのすぐそばだったから臨場感満点でした。

  ちっさいプロペラ機でした         

  雨が降りだして天気はイマイチ         

  雲の上にでると全然ちがいました         

うとうとしてる間に、速攻で鹿児島に着きました。

  ようこそ、鹿児島へ!         

さっそくレンタカーを借ります。
今回のピリカラ号は、わたくし史上初のミツビシ車、ミラージュでした。

まずはカーナビを八代市立第六中学校にセットします。
ゆるゆると九州道を熊本方面へ向かいました。

  最初のPAでカレーを食べました         

八代まで距離にして100キロ強でした。
それにしても九州道って快適ですわ。
ここではあおり運転なんて起きないと思う。
めちゃくちゃ空いていました。

  八代市立第六中学校の校門内の歌碑         

昭和49年度の卒業生寄贈で、校長先生の揮毫によるものでした。
と、いうことは、わたくしが小学生のころに建てられた歌碑なんですな。
歴史がありますな。
ちなみに、校内にはいろんな石碑がたくさん建っていて、
石碑が好きな土地柄なのかな、と思いました。
歌碑の左に見える女の子の首から上だけの心霊写真のようなものは石像です。念のため(笑)

球磨川に沿って、もう少し河口のほうへクルマをすすめると万葉の里公園がありました。

  万葉の里公園〜         

ここの入り口にもどでかい歌碑が建っていました(笑)
歌碑を探す手間が省けてたいへんありがたかったです(笑笑)

  でかいなー         

平成2年10月建立だそうです。

  水島の解説         

  万葉の里公園内の歌碑とピリカラ号         

こちらの歌碑は、平成22年3月に八代市が建立した、とあります。
ちなみに、八代市立第六中学校の歌碑は万葉集巻3-246。
万葉の里公園入り口のどでかい歌碑は巻3-245。
万葉の里公園内のこの歌碑は巻3-245と246が刻まれています。
いずれも長田王(をさだのおほきみ)が詠んだ歌です。

  関係ないですが、今回のピリカラ号、ミラージュさん         

万葉の里公園から歩いていける距離のところに水島がありましたので、
雨があがっていたこともあり、のんびりと歩いて行きました。

  海は八代海         

長田王は船で水島へ渡ったとありますが、今は干拓されていて
陸地とそんな距離もありません。

陸地と水島をつなぐ位置に龍神社という神社がありました。

  潮が満ちてくると雰囲気も変わるのでしょうね         

水島という万葉故地、なかなか趣がありました。
写真をとっている時だけ雨があがっているという幸運にも恵まれました。

予定どおりの歌碑をゲットできましたので、
九州道を、一度通った人吉まで車を走らせました。

人吉温泉の温泉宿に着いたのは16時過ぎでした。
ちなみに雨がだだ降りでした(笑)
マラソンの前日受け付けが17時までだということを宿のご主人(ご主人のお父さん?)に話すと、
受付会場まで送迎してくれました。

旅館の露天風呂は最高に気持ちよく、泉質もよくてたいへんよい気分転換になりました。

  もう完璧に絶望的な雨ですわ         

窓からぼやっと見える川は球磨川です。

トイレットペーパーが優れていましたので記念に残しておきます。

  くまモンでした(笑)         

晩ご飯は、猪鍋中心のメニューでしたが
ボリュームも満点でかつ、どれをとってもおいしく
おひとりさま温泉を満喫できました。
ゆっくりご飯を楽しんで完食しました(笑)

  とりあえずのビールがめちゃウマ         

  おひとりさま料理が出てまいりました         

  しらうおー         

  猪肉登場!         

  鮎も出てきた         

  ぐつぐつ♪         

すごいボリュームでした。
このへんではボタン鍋といわずにしし鍋っていうんですね。
なんでだろ?

  デザート         

  お茶もおいしかったです         

  完璧に完食〜!!         

旅館の方に「ここまできれいに食べてもらってうれしいです」と言われてしまいました(笑)

  時節柄、おひな様が飾ってありました         

のんびりできた夜でしたが、
夜半から雨がさらにひどくなり、
マラソンに対するテンションは下がり気味でした。
10キロにしておいてよかったなと。

第2日

まずは伝統的温泉宿の朝ごはん。

  おひつをカラにしてしまいました(笑)         

朝はだれも露天風呂に入っていなかったので
ご主人に許可を得て露天風呂の写真を撮らせてもらいました。

  また来たい気持ちのよい温泉         

って、マラソン走ったあとにまた入らせていただくのですが(笑)

マラソン会場が旅館から近いこともあり、荷物を全部預かってもらっておいて
歩いてでかけました。
ポンチョをかぶってフル装備でしたが、やはりめちゃくちゃ寒かったです。
はるかぜマラソンだったのに、この点だけが残念でした。

会場まで歩いて行く途中でこんなものを見かけました。

  武家蔵とかいてありました         

  うむ、なるほど         

  誰かと一緒だったらぜったいに顔だして写真撮ってたのに(笑)         

会場に到着したのは9時30分。
一番最初のハーフのスタートが9時45分なのでまだ時間がありました。

地元の中学生が演奏をしてくれていました。
雨の中、ありがとうございます。

  人吉第一中学校の吹奏楽部のみなさん

  雨でしたがけっこうノリノリでした

  いい曲きかせてもらいました

繊月(せんげつ)酒造という酒造会社の工場が、
出発地点の人吉税務署のすぐそばにあって
工場見学開放していましたので、のぞかせてもらいました。
撮影禁止だったのですがなかなか興味深かったです。
売店で焼酎の試飲もできたのですが、マラソン前だったのが残念です。
また機会をあらためておじゃましたいと思いました。

  受付にくまモンがいてました

スタート地点にいくと先導車が準備をしていました。

  郵便配達のバイクが先導車!おしゃれー!

さて、9時45分、やっとハーフがスタートです。
ハーフには1500人がエントリーしていました。

  先頭のひとはマジで記録ねらってますね(笑)

  まだ前のほうの人です。ポンチョ着てませんもの(笑)

  そろそろポンチョ着てる人がでてきました

  1500人もいるとけっこう時間かかります

  まだまだ続きます

  雨の中でも応援してるのは楽しいです

  最後に顔なしがでてきました。ポンチョ着ざるをえないのは残念だったでしょう(笑)

次のスタートは10時の小学生2キロでしたので、
それまで時間があったので、会場にある人吉城歴史館をのぞいてみました。

  鎧甲がいっぱいありました

  手前は伊達政宗のやつですね

2キロ小学生のスタートも見送りました。

  先頭集団はやはりマジです

  続々と続きます

  最後あたりは仲良し走りです

  で、最後尾監察車はやはりスーパーカブ

次は10時5分スタートのファミリーの部。

  ファミリーの部なのに記録狙いのペアが先頭(笑)

  こんなふうに親子で手をつないで走るのがふつうですわな

  こちらも同じかんじで微笑ましい

  9251番は同じ格好で5人もいるぞ(笑)

  楽しそうでよいですな

こんどは4.2キロの女子。

  人吉一中が飛び出します

  次は人吉二中

  ファンランナーもいてます

そろそろわたくしの出番の10キロの順番です。

  みんなポンチョ着てます(笑)

  ほとんどやけくそ状態

10時35分に10キロがスタートです。

  スタートすぐの大橋(10:36)

先にスタートしたランナーが戻ってくるのとすれ違います。

  2キロ地点(10:45)

  雨の中、応援ありがとうございます(10:47)

  ほんまにみなさん熱心です(10:47)

  3キロ地点(10:51)

  4キロ地点(10:57)

  給水所でポカリ(10:58)

  折り返し地点(11:01)

  折り返すと人だかりがしている…(11:02)

  …のではなく案山子でした(11:02)

  がんばるんだモン!と!(11:02)

  かかし応援団参上!だそうです!(11:02)

  かかし応援団をすぎると5キロ地点(11:02)

  それにしてもこんな土砂降りなのにまじでありがたい応援団(11:09)

  雨は降ってますが給水いただきます(11:09)

  右のピンクゼッケンがハーフ、左のブルーが10キロ(11:10)

残り半分を切って佳境に入ってきたので
デジカメをポーチにしまって走りに専念しました。

専念したからといってスピードが速くなるわけではないのですが(笑)

  わりとまじになってます(11:22)

  もうちょっとでゴール(11:28)

  話変わりますが、本日ナイキの厚底シューズおろしました(11:29)

  ゴールしたよん(11:30)

  手元の時計による記録

ここのところ稽古不足だったこともあり
ゆるゆると走ったのですが、
コース上のアスファルトが傷んでいて
雨の加減で水たまりがたくさんあって走りにくかったです。

コースそのものはアップダウンがあまりなくて走りやすいコースだったと思います。
次回走るときはハーフでもよいかなと思いました。

約55分でゴールしたのですが、ゴール後のおもてなしが提供されている
人吉城跡の公園が芝生だったため雨でぬかるんでいたのが残念でした。

それでも郷土料理のつぼん汁赤飯はしっかりいただきました。
冷えた身体があったまりました。

  つぼん汁&赤飯

  私がいっぷくしたあともゴールしてくるランナーのみなさん

  がんばってください!もう少しです!!

完走証が今回からWEB発行に変更されていたようですが、
わざわざ遠征してきたのですから完走証は欲しいところです。

有料(200円)で発行していると案内されていたので、その列に並んだら
プリンターが2台しかなくて、そこへ希望者が殺到して並んでたものだから
結局このあと1時間近く並ぶはめになりました。
これがたいへん無駄な時間だったと思います。

長いこと並んだせいで身体が冷え切ってしまいましたが
なんとか旅館までたどり着き、温泉に入ったら復活できました。
しっかり身体を温め直して機嫌も良くなったので、
本日の次のイベントが予定されている鹿児島市内へと車を走らせました。

鹿児島市内まで2時間弱だったかなと思います。

ホテルにチェックインしてしばらく休み、夕方からの薩摩料理お食事会に備えました。

2年前の鹿児島マラソン遠征の時にもお相手してくれた東京単身赴任時代の旧友が今回も歓迎してくれました。
今回はB場さんの都合がつかず、M脇さんがお相手をしてくれました。
B場さんは途中、電話で参加してくれました(笑)
わたくしが希望した薩摩料理のコースをいただきながら近況報告など。
なつかしいお話にも花が咲きました。
お酒はM脇さんがお勤めしていたことのある種子島の南泉を楽しみました。

  焼酎は南泉のロック

  前菜盛

  きびなごの刺身

  カツオのたたき

  さつま揚げ

  おしゃれに出そろいました

  黒豚のとんこつ

  酒ずしと季節ご飯

  デザート、おいも系?

  ごちそうさまでしたm(__)m

今回は初体験の酒ずしが特に興味深く、おいしかったです。
おいしいお店、楽しいお話、どうもありがとうございました。

おなかいっぱいだったのに、解散してから夜中にまたもや起き出して
鹿児島ラーメンを食べにいってしまいました(笑)

  鹿児島ラーメン豚とろの半熟煮玉子チャーシュー、うまうま

寒い中、マラソンを走ったあとにお酒を飲んだこともあってこの日も速攻で睡魔に襲われました。

第3日

この日は今回の遠征の大きな楽しみがありました。
鹿児島の万葉歌碑をネットで探していたら、
薩摩川内市の歴史資料館のそばにたくさん歌碑があるということを知り、
歴史資料館に歌碑の解説文がおいてあるという情報を事前に仕入れていたのでした。
月曜日が休館日だと書いてありましたので、
「返信用の封筒送ったら解説文を送ってもらえますか」と電話をいれたら、
「いえ、その日はいるようにしますから、当日近くまで来たら電話してくれたらお渡ししますよ」とお返事もらっていたのでした。

雨が降ったりやんだりの悲しいお天気でしたが、約50キロほど南九州自動車道を走って薩摩川内に向かいました。

薩摩川内歴史資料館は、やはり休館日でしたが
電話をいれると資料館を開けてもらえました
「万葉の散歩道」見取り図という解説文をいただきました。
(薩摩川内市の古墳と神話という興味深いパンフレットもいただきました)
どこの馬の骨とも知れぬ関西からの万葉マニアに親切にしていただき、
たいへん感謝しております。
資料館館のそばにある、万葉の散歩道という、銀杏木川という川の川沿いに
万葉歌碑が15基もありました。
大伴家持の銅像もありました。

万葉集にちなんだ植物の歌15首のそばにその植物が植栽されています。
季節がよければそれなりに楽しめたのでしょうが、
わたくしが訪れたときはがかろうじて咲いているといった感じでした。

それでも揮毫者の名前まで書いてくれてある解説文を手にして
雨の中、テンションあがりっぱなしでした。

  歴史資料館にある「万葉の散歩道はこっちでっせー」の案内板

  万葉の散歩道スタート〜

  こんな感じで建てられていました

歌碑の読み込みは「ポチクンの万葉歌碑めぐり」でボチボチ更新していきます(笑)

  解説文によると、この銀杏木川にそって600mほどのあいだに15基建てられています

  桃の花

  梅の花

  薩摩国府跡の解説板

  薩摩守大伴家持像

  台座に川内市(当時)の夢が語られています

  像の横に立てられていた大伴家持についての解説

  うむ、政治的にはあまり恵まれていなかった人だったのだなあ

  近くに薩摩国分寺史跡公園というのがあったのでそこにも行ってみました

  薩摩国分寺の説明

  中門跡の説明

  中門跡

  塔跡の説明

  塔跡

  金堂跡の説明

  金堂跡

  これは回廊跡

  薩摩国分寺層塔

  なるほど

  これは興味深いです

  これも興味深いです

  当時どうやってつくったのかなあ

  なるほど

けっこうな時間をここで費やしました。

写真を撮りまくって、傘をさしながらでしたがのんびり古代の空気を楽しみ、
帰途につくことにしました。

鹿児島空港までは国道(高速でなく下道)を通っていくことにしたのですが、
国道がなんだか詰まっています
国道267号と国道504号を通るコースだったので不安だったのですが、
(奈良で国道300番台だととんでもない細い国道だったりする)
鹿児島では500番台でも楽勝で太いと前日にきいていたのにどうしたことだ!
と思ってたところ、こんなのに出くわしました。

  絶妙のタイミングで渋滞に巻き込まれた(笑)

県内一周駅伝ってすごいな。
奈良県だと絶対に開催できないな。
などと思いながら渋滞がぼちぼちほどけていくのに身を委ねておりました。

それでもゆったりした行程を組んでいたので
レンタカーを空港で返す前に西郷隆盛公園に立ち寄ることができました。

大河ドラマ「翔ぶが如く」西田敏行鹿賀丈史賀来千香子が着ていた衣装の展示などを見て
なつかしく思いました。

  西郷隆盛像

  もしかしたらこの西郷さんがいちばん風格あるかもしれん

  大河ドラマの衣装

  

西郷隆盛(西田敏行)大久保利通(鹿賀丈史)大久保満寿(賀来千香子)の順です。
わたくしはこのドラマ、大好きでした。

レンタカーを空港で返し、
のんびりとご飯を食べたり、
お土産を買うことができて
たいへん満足いたしました。

ただし、事前リサーチで買いたいと思っていて、
鹿児島では城山ホテル鹿児島鹿児島中央駅鹿児島空港で手に入ると調べていた知覧茶ジャム
今は空港では取扱いをやめていることを知らなくて、それだけがすごく残念でした。
前回、薩摩ガールからお土産にもらって、たいへんお気に入りだったので痛恨でした。
通販でも買えるみたいなのでそうしてみようかと思います。

  空港でみつけた桜島のステンドグラス

  さつま汁というのを食べてみたらめちゃくちゃ安くておいしかった

  帰りの飛行機は15分遅れで14時15分発

  楽しかったです!鹿児島&人吉!!

2泊3日で結構な距離を一人で移動した楽しい遠征になりました。

薩摩ボーイ&ガールが今度は関西万博に来てくれたときには大歓迎したいなと思った今回の遠征でした。

鹿児島、大好きや!

  旅の思い出

  マラソンで遠来賞として醤油をもらっていたので備忘のため残しておきます。ありがとうございます。

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