京都マラソン2024

昨年、息子の結婚式への景気づけとして参加してみた京都マラソン、
結婚式本番ではなんとか両家代表あいさつを務めるテンションを保つことができてよかったのですが、
マラソンの結果そのものは18.4kmの第4関門(西賀茂橋西詰)で投了(強制収容)となったので
「20km地点はこえてみたい」というささやかな希望をもって再度エントリーしてみました。
ちなみに病気する前の2017年の大会では完走できています(^^)

参加料がかなり高額なため、倍率は低かったのではないかと思います。
それでも自分にとっては学生時代に原チャで走りたおした京都の市街地を
じっくり味わうことができるのでたいへん思い入れがある大会です。

脳梗塞のリハビリのために運動としての稽古はしないといけないのですが、
寄る年波のせいもあり、最近はなかなか身体が動きません。
体重がふえてくると思い出したかのように稽古でちょこっと走る日々です(^^;
そういうわけで臨戦態勢は毎度のことながらイマイチでした。

今回の大会前日のイベントは東寺にしました。
実は、五重塔を大学時代からずっと見つづけているものの
来てみたのは人生60年にしてはじめてです。

  国宝・五重塔

近鉄東寺駅からちょこっと歩いてきて、
交差点からみえる五重塔が秀逸です。
京都のふところの深さを感じます。
期待が膨らみます。

  重要文化財・南大門

  古さに磨きがかかっていて尊い(^^)

  八島社&五重塔

  国宝・金堂

  パワースポットでした

  京の冬の旅〜

〜京都の象徴(シンボル) 日本一高い五重塔〜
真言宗総本山で世界遺産。
平安京造営時に創建され、のちに弘法大師空海に下賜された。
江戸時代再建の五重塔(国宝)は、高さ約55mの日本一高い木造塔である。
特別公開の初層内部は極彩色の文様で彩られ、大日如来に見立てた心柱を囲んで金剛界四仏が安置されている。
また薬師三尊像を祀る金堂(国宝)、21体の仏像が立体曼荼羅(まんだら)を形成する講堂(重文)も拝観できる。

…という内容の特別公開でした。

  暖かくなってきたので上着をぬぎました

  手前、重要文化財・講堂、奥、国宝・金堂

  梅がちらほら咲いておりました

  国宝・大師堂(御影堂)

  さいごにもういちど南大門&五重塔(^^)

京都駅からひと駅のところにこんな静かで落ち着いた空間があるのには感動しました。

  いただいた御朱印

東寺でけっこう心満たされて、おなかいっぱいだったのですが、
本日メインの用件はみやこめっせでのランナー受付だったので、いそいそと岡崎まで移動しました。

  ジャーン!平安神宮の大鳥居!

大学1年の時、修学院で下宿していたので
平安神宮は京都駅から市バスの5系統で通ることもあり、たいへんなつかしいです。

さて、さくっと受付にはいりました。

  いかにも京都マラソン(^^)

  IDチェックを受けてから自分のナンバーカードを受けとります

受付をすませたら協賛企業ブースへ。
まずは大株主のワコールさま(^^)

  イチローと記念撮影できるのがはやってました

  福士さんとサイン&記念撮影〜♪

スタッフの方にたずねてみたら、受付は早々に終わってるとのこと。
ま、一緒に写真撮ってもらって喜ぶようなトシじゃなくなったし、あきらめますかね(^^)

エスカレーターで2階へあがり、エキスポを楽しみました。

  着物は京都だけのものじゃないのにホントに京都は見せ方がじょうず!

  参加者リスト

  わが名を発見(^^)

  完走タオル&完走メダル

  めちゃくちゃほしいなーと思いながらながめたのでした

完走メダルとタオルでこんだけ来場者にアピールしてる大会もめずらしいですな。
参加料が高いからこういう経費にもつっこめるし、
中途半端に安価にして人気を失ってる大会もあることからすると
それはそれでいいのかもしれません。
すくなくともわたくしは参加したいな。

  毎回お茶席もやってますね

  岡崎自治会のやってるうどん&おいなりさんを食べました

ほかの出展ブース、なんかコテコテみたいな脂っこそうなものが多くて敬遠しました。
これまた年齢のせいで好みがが変わってしまったのかもしれませんが
あんまり激カラとか大会前日に食べてもしものことがあったら困ります(^^;

ひとしきり会場をうろついたあとは
「明日はバスに乗らないでここに帰ってこれますように!」と願いながらホテルへ移動しました。

ホテルでは時間があったのでぼやっとしてたら案の定寝入ってしまいました(^^)
ま、晩ごはんの時間までには起きられたのでよかったです。
近くの横綱ラーメンまたもや麺にしました。
あまりこだわりのないわたくし(^^;

  期間限定の魚介ラーメンと餃子でしたがネギ山盛りいれるとわかりまへんな(^^)

晩ごはんを食べた後はホテルでさらにゆっくりまったりぼやっとしていました。
たいへん感銘を受けた東寺について少し勉強したりもしました。

なんどもいいますが、京都はやはり奥が深いですわ。

初挑戦のときには完走できたけど、病気をして去年完走できなかったコースもじっくり検討します。

  去年は北の果ての西賀茂橋で収容されました

さて、マラソン当日

5時30分に起きて、
これまたのんびりとテレビを見ながら朝ご飯を食べていたら6時30分になったので
ホテルのサービス朝食も食べました。
案外本日は体調よいかもしれん(^^)

7時にはホテルをでて、バス停(五条大宮)にならびましたが
なかなかやってこないからしびれをきらして五条通りをそのまま西へと歩くことにしました。
これは去年と同じ行動です(^^)

二つほどバス停を通り過ぎたら乗るはずだったバスに追い抜かれましたが
ぎゅうぎゅうにお客さんがのっていたので、
もう少しはやめにホテルを出て最初から歩くのが得策だったかと思いました。

とにかく着替え時間には間に合って、
さくっと上着をぬいで荷物預けにいきました。

そのあとは整列ゾーンへ。
わたくしは最後尾列のKゾーンです。

  待機場所はたけびしスタジアムではなく東寺ハウジングフィールド西京極(^^)(8:25)

  去年みたいに雨ではないのでよいが待ってるのはたいくつなのじゃ(8:40)

8時45分からスタートセレモニー、車椅子の部と続き、9時号砲でした。

  列が動いてるとはいえまだ東寺ハウジングフィールドから出てません(^^)(9:02)

記録をみるとスタートラインまで13分ほどかかってたようです。
距離にしても1kmくらいあったのかな。

とにかく去年より前へ!という目標でやってきましたので
道中の写真は撮らずになんしかエネルギーを温存していくプランでした。

意識して抑え気味に、ふらつく腰もなんとか制御しながらいきます。
最近気づきましたが、じっと止まってたり、ゆっくり歩くよりも
ある程度のスピードがついてジョグするほうが安定して進めます。
あたりまえといっちゃそうなんですが、新発見です。

嵐山仁和寺の坊さんと順調にすすんで
きぬかけの道の登り坂にはいりましたが、
ここの登りがいちばんこたえました。

  けっこういいかんじで足が出ています(^^)

なんとか立命館を過ぎ、西大路通にはいると駅伝コースでもあるので
登りがきついですがテンションを保てます。

去年はこのへんで歩いてたように思うのでふんばって歩かないように気持ちを切らさずにいきました。

  今宮神社、まだ歩いてません(^^)/

加茂街道にはいっても歩いていませんでした。

ここで魔の第6給水所(17.6km)に到着しました。
ここは去年、都こんぶやパンの給食に時間をとられて
リスタートしてみたらすぐのところに関門があり、目の前で関門閉鎖されちゃったところです。
なので今回は給水だけにしてすぐに出発しました(^^;

…で、第4関門(18.4km)は無事通過(^^)

加茂街道の下りにはいって20km地点をすぎると
なんだか早々に達成感がでてきてしまって歩きがはいってしまいました。
「ちょっとまずいな!」とは思いましたが、おつかれがではじめていたこともあり
ちょびっと歩いてしまいました。

  泣けるほどなつかしい加茂街道(11:37)

  歩き出しちゃった

これまたなつかしい北山通にはいり、第7給水所(20.6km)でミニトマトを食べてすこし息を吹き返しましたが
気持ちがきれてしまうと本格的に歩き出してしまいました。

先の関門が頭に入っておらず、単調な北山通を修学院までぼやっといってしまいました。

  妙法の「妙」(11:59)

  なつかしや〜

修学院で折り返してから6時間ペースのフーセンランナーと対向してはじめてまだ完走ペースだったってことを思い出しました。

しかし、気づくのがちょっと遅かった。

  6時間ペースランナーにさくっと抜かれる(12:19)

  あーもう追いつけない〜

下鴨本通で左折して南下し、北大路通でまた折り返しますが、
折り返す前にさっきのペースランナーとまた対向しました。

  ペースを守ってる人は安定してるのー(12:36)

  必死のパッチの自分を撮ってみました(^^;

  26km表示(12:42)

関門閉鎖が12時48分と知らされたのは12時46分。
ぎりぎりって感じのところでしたが、ふとももが攣っていたので大ピンチでした。

ふたたび北山通にもどり、西進しますがこんどは魔の第9給水所(26.5km)が待ちかまえていました。
ここは生八つ橋とラムネのエイドです。
「ひっかかってたまるかい!」と心でさけびながら生八つ橋ふたつをわしづかみにして給水所をあとにしました(^^)

とはいうものの、関門のカウントダウンがはじまっていました。

結局、あと100mほどのところで関門が閉鎖されました。
歩道にあがるよううながされて走るのをストップ。
第5関門(26.8km)、12時48分の閉鎖に間に合いませんでした。

  生八つ橋がとても悲しい

悲しくてやりきれないとはこのことですわ(ToT)

  関門閉鎖〜(T_T)

  関門閉鎖1分後でした

北山通の東進で気持ちが切れていなければ
この関門は越えられていたのかと思うと
やはり「あきらめたらそこでおしまい」です。
20キロ越えられて満足してしまった時点で終わっていました。
これはまた挑戦したいなとすぐに思いました。

  関門バス

  植物園の手前でのゲームオーバーでした

  いまの自分としてはわりと優秀な記録




手元のスマホで20kmまでは8分台/kmでいけてるので
やはり「あきらめないこと」「満足してしまわないこと」をテーマに
次回がんばってみようと思います。
やっぱり30kmから先にある京都のまちなかを走りたいもの(^^)

  公式記録

  過去3回の記録比較。やはり30キロまではねばることが大事。

  収容バスの中でも生八つ橋が気になる(笑)(12:53)

  ドナドナと運ばれるバスの中から母校同志社の西門をながめる(笑)(13:10)

  35km京都市役所前(河原町御池)(13:20)

  そういえば門川市長はこの大会のあと勇退です

総じてやはり京都をたのしめるように計画されたコースとおもてなしで
今度こそ完走したいと思った大会でした。
年齢からしてもフルマラソンはしんどいし、
身体へのダメージもハンパではないですがまた挑戦したいと思います。

  帰りの近鉄特急で。バスから降ろされたときにもらった戦利品(^.^)








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